生活のかかった恋だった

しょうちゃ〜〜〜〜ん。もう無理〜〜〜〜。歩けない〜〜〜〜。 玄関から聞こえる泣き言に、僕は舌打ちして身体を起こした。午前5時半。非常識な姉の朝帰りである。 姉が玄関で泣くのが趣味みたいな人だ。 靴も脱がずに、コートも着たまま倒れこんでいる。姉がドラマの主人公で、僕が面倒見のよい弟なら、嫌な顔せず靴を脱…