ひさご(瓢 ヒョウタン) “もう,この時には,オホウスはひとかどの男じゃったが,年の離れた弟のヲウスは,髪をヒサゴバナに結うての,ヤマトヲグナと呼ばれておったのじゃ” ヒサゴバナは,十四,五歳の少年の髪型のことで,ヒサゴの花のような形といわれ,若いヤマトタケル(ヲウス)の髪型でした. 「植物をたどって古事記を読む」

「植物をたどって古事記を読む」シリーズ 今日とりあげるのは,「ひさご」. 漢字では瓢.ヒョウタンを意味します. (瓠・匏もおなじく「ひさご」.どのように使い分けているのかよく分かりません) “三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”によれば,「ひさご」は3回登場し,その内の二回はヒサゴバナ,一回…