坂道を下りるときに

小学校の近くに 急な下り坂があった。 傾斜角度がキツイので 自然と歩幅が狭くなる。 いつもその場所に差し掛かると 「何も考えない」ことを 自分に課していた。 最初は「何も考えない」と 脳内でコトバが響く。 やがてその言葉も消える。 学校が嫌だった訳でもなく 家の居心地が悪かった訳でもなく ただ頭を空っぽにする…