186

「…おっまえ…」 K氏の大きな声。 私はその声で身体がますます強張った。 そりゃそうだ。 怒るに決まってる。 急に逃げ出したんだから。 私が提案した企画で新しい部署を作り、結構な経費をかけ、私にも結構なお金をかけて育てようとしてくれていたんだから。 「おっまえ…」 この後どんな言葉で私を罵るのか覚悟を決めたそ…