206~最終話~

その日の夜。 コバくんは上機嫌で帰ってきた。 「ゆきえ。俺軽トラ借りよう思ってる。今度の部屋はここより狭いしゆきえの物だけになるやろ?そやからいらんもんは捨てて、俺のもんは持って帰るからそんなに荷物ないと思うんや。引っ越し屋さん頼むよりそっちのが安く上がるし、俺、ゆきえと2人でやりたいと思ってな。」 …