『ヴィーナである身体』の上に瞑想する者は2

インド音楽の起源とも言われるサーマ・ヴェーダは、ヤジュナと呼ばれる犠牲祭(供儀)を盛り上げるボーカル・ミュージックとして発展・形成されたもので、この時、このヤジュナの歌詠の伴奏を務めたのが、ヴィーナと総称される弦楽器だった。 そしてその歌詠する祭官の身体と、伴奏するヴィーナは、インド人特有の世界観の…