ロバート・メイプルソープ 写真を芸術にした男

写真を芸術にした、とはどういうことか? それを簡単に言えば、 彼が現れるまで、 写真は格下の消耗品でしかなかった、 ということです。 少なくとも、美術界においては、そうだったのです。 芸術というものは、その素晴らしさに価値があるような、 甘い世界ではありません。 画商が法外な値段をつけ、 美術館が、その値段…