‐無人島生活に憧れて‐

19歳になって間もなくの夏、世界一周をした旅人の先輩と2人で無人島生活に出掛けた。あれは高校の文化祭からちょうど1年後の事だった。 同級生たちが母校の文化祭へ行こうと誘ってくれたのを、「今から無人島に渡るからごめんな。」と断ったのを覚えている。無人島へ渡る船の上で、(人生何が起こるかわからないなあ)なんて…