三枝・伊藤酸化はパラジウムの酸化力を利用したエノン合成法

飽和炭化水素であるアルカンは強いC-C単結合で構成された分子であり、生物界をはじめ、様々な有機分子の土台として利用されています。 近年、C-H結合の直接官能基化が爆発的に発展していますが、それでもやはり化学反応性に乏しく、分子を修飾するのには困難が伴います。 一方でカルボニル化合物は、C=O二重結合の分極のお…