屋久島丼紀行 第43回 幻のウナギ巡らん土用前

拝啓 四方を海に囲まれた日本列島に暮らす人類の一員としての屋久島人。その一員として麦生の沖の波間に漂う漁船を眺めながら不可思議に思うことが。 なぜ年間数十万人が観光に訪れ、ホテルや民宿が数十軒もある「離島」屋久島に、京都の錦、大阪の黒門、明石の魚の棚にあるような鮮魚店がないのか。安房の漁協の販売所に…