読書感想:多情剣客無情剣(上)

金庸はそこそこ読んだ気になったので、古龍を読んでみた。 これも武侠小説である。酒飲みで肺病の剣客、李尋歓を主人公とした話。李尋歓は飛刀の使い手。手裏剣みたいなものか。「小李飛刀に仕損じなし」と言われる。飛び道具なので、チャンチャンバラバラという感じではなく、投げた瞬間すらも分からず、気がついたら相手…