考察というか読書というか:20世紀初頭における郵便貯金と大衆貯蓄行動

日本人の貯蓄指向が強いということが最近言われている。でも、江戸っ子は「宵越しの銭は持たぬ」という気風だったわけで、どこかで貯蓄指向が強くなったわけである。 政治経済学・経済史学会の会誌「歴史と経済」の2012年1月号に田中光氏の「20世紀初頭における郵便貯金と大衆貯蓄行動」という論文が掲載されている。別に…