「『人新世』と唯物史観」を読んで②

昨日の続きです。 12月号では、「脱経済成長」を批判的に取り上げている。おそらく友寄英隆氏の念頭にあるのは、斎藤幸平氏の「人新世の資本論」に対する批判であるように思える。この1年余で、「人新世」や「脱経済成長」という言葉をこれほど広げたのは斎藤幸平氏だから。 であるなら、斎藤氏の主張を具体的にとらえ…