確実視されている将来のバター不足。生乳が供給の過剰とひっ迫を繰り返す、国内市場の構造的な課題とは

「間違いなく数年後にはまた、バター不足になる」。こう指摘するのは、元東京大学経済学部准教授で日本農業研究所研究員の矢坂雅充(やさか・まさみつ)さん。コロナ禍による需要の減退で、ここ3年、生乳余りが騒がれている。ところが、供給は数年内にひっ迫