桧峰神社(権現岳)

権現岳の山頂には祠が鎮座する岩塔があり、かつては桧峰神社、または八ヶ岳権現と呼ばれており、山岳宗教の場であったことを物語っている。第56代清和天皇の貞観(じようがん)10年(868)9月17日、甲斐檜峰の神は従五位下を授かった、と『日本三代実録』にあり、権現岳は蓼科山とともに聖なる山として国家的に認められて…