「「覇権的な男性性」概念を再考する」の論点

覇権的な男性性(ヘゲモニックな男性性:Hegemonic Masculinity)という概念は、ジェンダー研究に多大な研究を与えた。と同時に、批判もされてきた。オーストラリアの社会学者レイウィン・コンネルは、『ジェンダーと権力』『マスキュリニティーズ』などで、男性性には複数あること、それらに階層性があることを論じた。そ…