秋谷高志 批評をめぐる試み
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映画批評) 溝口健二『残菊物語』の「視線」と「声」のからみあい(引用の織物) ――加藤幹郎「視線の集中砲火」と蓮實重彦「言葉の力」
溝口健二監督『残菊物語』は驚くほどのスピードで、原作小説掲載、新派上演を経て、映画化された。 一九三七年(昭和一二年)九月、『サンデー毎日』秋季特別号に村松楓風(しょうふう)の短篇小説『残菊物語』が掲載され、同年一〇月には巖谷三一(愼一)脚色、川尻清譚演出によって明治座新派興行で上演された(菊之助を花…