小説「仮題・ヒギンズ教授の憂鬱」第一章-6

allnightsailor.hatenablog.com より。 その夜。LINE着信。 「先輩! 相談の続き、乗ってくれる気ありますか?」 当分話もできないと思っていた。 それほどあの顔は、コミュニケーションブロックの権化だったのだ。 「今からお邪魔していいですか?」 今は一人だ。昼間のことがあり、埋め合わせたい気分があったので、承知…