『リヒトホーフェン姉妹』(みすず書房) - 著者:マーティン・グリーン 翻訳:塚本 明子 - 種村 季弘による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

マーティン・グリーン『リヒトホーフェン姉妹』への種村 季弘の書評。男たちの規範にあらがう母性説明するとややこしい。まずビスマルク治下プロイセンのリヒトホーフェン男爵家に姉妹が生まれた。姉のエルゼはマックス・ウェーバーの弟アルフレートとの仲を噂(うわさ)されながら、ウェーバー門下の経済