『なぜ古典を読むのか』(みすず書房) - 著者:イタロ・カルヴィーノ 翻訳:須賀 敦子 - 高橋 源一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』への高橋 源一郎の書評。いま、読み返しているところですいい作家はたいてい本を読むのがうまい。なぜなら、作家は本を作るのが本職で、だから、目の前の本のどこが本物の入り口か、どこが手抜き工事で、どこが天才の仕事なのか、経験上わかるからである。では