『四半世紀前の図面と、四時半のステップ』
午前四時半。僕はスニーカーの紐をきつく結び、犬にリードをつけた。台風がはるか南の海上で身をよじっているせいで、風は湿った海藻の匂いを孕んでいたが、肌を撫でる…