雨の日は本を読んでいたい
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リトル・ピープルの時代/宇野常寛
久しぶりに読み応えのある評論だと思った。 読み応えがあるからといって、それは難解だということではない。 むしろ、すらすらと読めるのだ。 東日本大震災での日常と非日常という話から始まり、村上春樹の評論、「ビッグ・ブラザー」の自壊から「リトル・ピープル」へという権力論、そして父性のありようの変遷を、1968年…