2017.5.6 Sat. 過去9 依存1

母は花屋を営みながら夜、近所の個人経営のスナックでアルバイトとして働き出した。 祖父母はあまり良い顔をしなかったが、働くことで気持ちが安定するならと黙認していた。田舎街のスナックで客も隣近所の人たちがせいぜいと言う小さな店だった。 母は楽しそうだった。それでいい。穏やかに暮らせることが一番だから。 と…