自作の小説「祖父の時計 第4話」境界の村シリーズ - 3月 22, 2018

火葬場から家に戻って、これで一通りの死の儀式が終わったので、親戚の多くは自分の家に帰る用意をした。そして、祖父の生前の愛用品の中から、祖母が要らないといったものを、おじやおばたちが形見分けと称して、帰り支度のバッグに入れていた時だった。大黒柱にかかる大きな時計を一番年上の伯父が譲り受けたいと言い、…