自作の小説「ひと吹きの風が語るもの」第4話

第4話 陽一は気分よく車を出して、Y高原を後にした。ゴルフはうまくいったし、メンバーの連中の雰囲気はよかったし、言うことはなかった。山道をくねくね昇ると高速のインターがあり、そこから入ってすぐの峠のドライブインで車をとめた。ちょっと喉が渇いたので、缶ジュースを買おうと思ったのだ。 自動販売機のところで…