症例99:顔面骨折後に複視を呈した36歳男性(Ann Emerg Med. 2021 Feb;77(2):179-220.)

病歴/身体所見 ・36歳男性 ・複視のためER受診 ・4週間前に顔面を殴られ、下顎骨骨折の固定術を受けた ・視力は正常だが、右動眼神経麻痺(内方視や上方視の喪失/眼瞼下垂/瞳孔不同)が認められた ◦左方向視での右内転障害と右眼瞼下垂を認める ・右眼上で血管雑音が聴取された 検査 ・CTでは拡張した右眼静脈および海綿静…