ピカソ新古典主義の時代|キュビズムとシュルレアリスムの狭間に生まれた古典回帰

ピカソ《足を乾かす裸婦》1921年、ベルクグリューン美術館 パブロ・ピカソの画業の中で「新古典主義の時代(Neoclassical period)」と呼ばれる時期は、1918年から1924年頃にかけて続いた。キュビズムによって形態を徹底的に分解したピカソが、第一次世界大戦後のヨーロッパにおける「秩序への回帰」の空気を受けて、古典…