伝聞昔話「仮名暦あつらへたる」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「仮名暦あつらへたる」 昔、なま女房がおりました。 その女は苦しんでいました。 尻を押さえ苦しんでいました。 始まりは、女が同じ屋敷に住む僧にもらった紙に仮名書きの暦を頼んだからです。