浅学菲才の嘆息
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平井和子さんの「占領期の女性たちー日本と満州の性暴力・性売買『親密な交際』」を読んで
著者の平井和子氏は、一橋大学名誉教授の吉田裕氏のゼミ生を経験し、上野千鶴子氏や蘭信三氏と共に著書「戦争と性暴力の比較史へ向けて(岩波書店)」で協同研究を行った一人である。それ故に、近現代史を多面的に研究しつつ、戦時性暴力やジェンダー社会科学研究センターでの活動も通じて、本書の出版となった。 戦前戦後…