被害者の承諾とは?わかりやすく解説

①ローマ法は,同意が存するのであれば不法行為の成立を阻却すると定めていた。この原則は,ローマ刑法が公法として性格を帯有していなかったことから,現行刑法に妥当する考え方ではない。すなわち, 刑法の関心は個人的法益の保護と共に,社会的公共的法益の保護にもあるわけだから,被害者に同意があるからといって,社…