「二十六夜待ち」成立事情

佐伯一麦の「二十六夜待ち」はすばらしい短篇だが、初出は「群像」2013年2月号で、講談社文庫『12星座小説集』(2013年)の他、佐伯の単行本『光の闇』(扶桑社、2013年)にも収録されている。 『光の闇』の「あとがき」を読むと、「二十六夜待ち」が、16年前に院外処方を受けた喘息の薬の包み紙にしてあった地元紙(河北…