差別される職業としてのタクシードライバーに就く、ということ 令和タクドラ日記 第9回 — 閒-あわい-

「俺だって、タクシードライバーになるなんて思ってなかったんだよ!!あんたもそうだろう」 行き場のない苛立ちを僕にぶつけるようにして、彼は言った。 思わぬ業界の「洗礼」を受けたのは、タクシードライバーとしての勤務初日の朝だった――