忌野清志郎 『ネズミに捧ぐ詩』

死後新たに見つかった、30代後半の清志郎が綴ったノートから成るこの本を読んで、清志郎に再会したと同時に初めて出会ったような、そんな気持ちになった。 読み始めてほんの数ページで、20代の清志郎が綴ったノートから成る『十年ゴム消し』から受けた印象とほどんと変わらないことに気が付いて、少し可笑しくなった。「あ…