火星の医療サスペンスSF 宮内 悠介「エクソダス症候群」

驚異の新鋭が放つ、初の書下し長編 舞台は火星開拓地、テーマは精神医療史。 すべての精神疾患が管理下に置かれた近未来、それでも人々は死を求めた――10棟からなるその病院は、火星の丘の斜面に、カバラの“生命の樹”を模した配置で建てられていた。ゾネンシュタイン病院――亡くなった父親がかつて勤務した、火星で唯一の精…