文人精神の系譜 ―与謝蕪村から吉増剛造まで―|放送大学

江戸中期の京都では、大雅、若冲、蕪村ら若い芸術家がそれまでの枠にとらわれない清新な芸術を生み出しました。彼ら「文人」の特徴は自在にジャンルを越境していく詩心であり、その文人精神の系譜は脈々と続いてきました。漱石、荷風、佐藤春夫、澁澤龍彦らの、教養に裏打ちされた美を楽しむ心は文化や芸術に飛躍をもたら…