甲子園球場「銀傘」:聖地を見守る銀色の大屋根

甲子園球場が開場したのは1924年(大正13年)8月1日。そのときから、一塁側から三塁側までを大きく覆う半円形の屋根がスタンドの上に架けられていた。 金属の骨組みにトタン板を張ったその構造が、陽光を受けて銀色に輝くことから、やがて人々はそれを「銀傘」と呼ぶようになった。建設当初は「鉄傘」や「大鉄傘」と呼ばれ…