江戸時代の携帯日時計と日本の標準時・So What・#161
江戸時代、時刻は日の出と日没を基準とする不定時法(時鐘式)が使われていた。日の出の凡そ30分前を「明け六つ」とし、同じく日没後の凡そ30分を「暮れ六つ」としていた。そして昼夜それぞれを六等分して一刻(いっとき)と取り決めていた。つまりこれでは、季節により一刻の長さが異なることになる。夏場は昼が長く夜が…