大企業に入ったことを自慢できるようなつまらない男になりたかった

自分も、どこまでもステレオタイプな優等生でいたかった。自分が優等生であったことなど1秒もないのだが。 いい高校に入って、いい大学入って、大企業に就職して、そんな道を疑わずに生きられるような人でありたかった。誰しもが知っている大企業に入って、親を安心させてやりたかった。 そんな道を選べたはずなのに、どう…