「正欲」書評。人の小ささを実感するのが清々しく、正解のなさが心地いい。 

人のつらさをわかったような気になるのも、人にどうせわかってもらえないと絶望するのも、人間の小ささのあらわれ。 小ささを実感するのが清々しく、正解のなさが心地いい。 人と人とは、わかりあえなさを抱えている。 わかりやすい「正しい恋愛」「正しい家族」に当てはまっているように見える人も、本当はそうではないの…