『対馬の海に沈む』窪田新之助著、書評。事件の裏にある人と組織を見つめる本。

『対馬の海に沈む』(窪田新之助 著)を読みました。 ノンフィクション。読めてよかったです。 舞台は長崎県・対馬。地元のJAで「神様」と呼ばれていた男性が、巨額の横領の末に車ごと海へ転落し、命を落としました。 著者は徹底した取材で、その裏にある組織と人間の構造を描き出しています。 糾弾ではなく「なぜ悲劇は起…