コラム107.古代山陽道を探す(その11・福輪寺縄手Ⅱ) - 備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

「福輪寺縄手」については、「平家物語」の中に瀬尾太郎兼康が木曽義仲軍に攻められて討ち死にする場面に、「福竜寺縄手」の名で出てくる。その道の描写は凡そ次の通りである。1.道幅は弓1本程度。2.長さは1里ほど。3.左右は深い泥田である。弓の長さは、7尺3寸(約221cm)が標準という。ただし、直線的な…