東京貧民窟をゆく~四谷鮫河橋05 - 黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

かつて東京にあった3大スラムを歩くシリーズ。前回に引き続き、四谷にあった鮫河橋(さめがはし)の貧民窟です。常に飢えと伝染病、そして強盗におびえながら暮らしていた貧民窟での唯一の救いは、貧民窟の住民が思いのほか人情に厚かったことでしょうか。明治30年代に貧民窟の窮状を記した横山源之助の『日本の下層社会…