岡田以蔵の佩刀 - 武産通信
幕末の京都で『人斬り以蔵』と呼ばれた土佐の岡田以蔵。本間精一郎を斬った刀はニ尺三寸(約69.7㎝)の肥前忠広。刀身は姿よく中直刃の肥前肌で、朱鞘に紺糸の柄巻、鍔は薄鉄の土佐拵えである。文久三年の三月に家茂公がご上洛なさるについて、その頃京都は実に物騒で、いやしくも多少議論のある人はことごとくここへ集ま…