差異なき世界

見ている世界が丸ごと聖霊で満たされてしまった。 それは、どの兄弟にも無罪しか差し出さない、 と、 決意できたその日からはじまったような気がする。 眼前に現れる兄弟たちから何を差し出されようと、 頑として、無罪だけを差し出し続けていると、やがて、 その時々で出会う人や物や事が無罪性で輝きだし、 肉体の目で見…