〝わたし〟が消える日

「もう、自分にできることは何もありません。 自分が、どうして、ここで、こんなことをしているのか ということすら、私はわかっていません。 わたしは狂っているのです。 だから、わたしには何も分かりません。 いま、わたしはそれを認め、受け容れます。 なので、ぎゅっと握って離さなかった執着の拳も、 反射的に攻撃の…