マスメディアで死生について考える(死生学のフィールド第4回)

三人称の死を享受することばかりに神経が集中しているのは、かなり問題がある傾向と言えるのかもしれない。 60年代の「悲しくてやりきれない」。16年の「この世界の片隅に」。昭和初期から昭和20年頃までの広島。呉市に嫁ぐ。死ぬかもしれない毎日。淡々と前向きに生きていく。かけがえのない毎日を奪われようとしていた。…