実証主義。

実証主義とは今風に言うとエビデンスを根拠にして理論などを組み立てるということである。この実証主義を法律学に持ち込んだのが法実証主義と呼ばれる考え方である。要は社会的事実たる法律の条文を基盤にして法解釈学を組み立てるという意味になるだろうか。そう述べると当たり前の話のように受け取られる。ところが、法…