中国2 『西遊記』(世界文学の古典を読む第6回)

西遊記は子どもの頃にテレビドラマになった。今は亡き夏目雅子さんが三蔵法師になっていたのが印象的だった。 大木康。中国の「西遊記」。前回は「遊仙窟」を。明代の白話小説。旅もテーマ。どちらの書名にも「遊」。中国では元々旅を意味する。故郷を離れて。元々は書名に旅の意味が。遊仙窟は黄河の源流を。西遊記はイン…