悲運のハイパワー機 期待を一身に背負ったはずが【1】

「将来、ドライバーになったらこれを運転することになる」 私が鉄道マンになった頃、その機関車を目の前にして先輩たちからそういわれました。 真新しい車体は眩しいくらいに輝いていて、それまでの国鉄形とは異なり直線的でスマートなデザイン、そして鮮やかなブルーとホワイトグレーという塗装は、まさしくこれからの日…