走り抜ける「昭和の鉄道」 ラッシュ時の切り札と伝統を守って・京急800形(Ⅰ)

「ハマの赤いあんちくしょう」と呼ばれる京急電車。その線路の幅、すなわち軌間(ゲージ)1435mmという広さであることに由来する安定感を武器に、住宅街すれすれの線路でもスピードを出して走り抜けます。 かつては国鉄時代から今日はJR東日本と速さ、快適さ、そして便利さで競争し続けきたのは、東京都心から京浜地域を抜…